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2022/01/29 - 動点Pさんの株式ブログ。タイトル:「難しい相場が続きます」 本文:こんにちは。動点Pです。さっそく指数を確認しておきましょう。01/28           値 前週比 年初来S P500     4431.85     0.77%     

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難しい相場が続きます

動点Pさん
動点Pさん
こんにちは。動点Pです。

さっそく指数を確認しておきましょう。

01/28           値    前週比  年初来
S&P500     4431.85     0.77%      -7.76%
NASDAQc  13770.57 0.01%     -13.13%

S&P500週足Stoch RSI %K 3.81

昨日、全体にするするっと上がってきて、前週比ではプラスとなりました。しかし年初来ではまだかなり下にいますし、まだ下落トレンドにあると考えた方がいいと思っています。つまり昨日の上昇はだまし上げの可能性があるので来週からさらに下がる可能性も考えた方がいいと思います。個人で株を売買するなら、だれにも文句をつけられるわけではないのですから、いまのような相場では慎重にやればいいと思っています。

週足のストキャスティクスRSIは3.81と、まだS&P500は売られすぎの位置にあり、一括投資の水準にあります。月曜に買ったS&P500のETF $VOO は幸いプラスになりましたし、もう少しつっこんでおこうかと思っています。もちろん投資は自己判断でお願いします。

ツイッターをみていると、大きな含み損を抱えたり、さらにどうしようもなくなって損切りして資金をかなり減らしてしまったというツイートを多くみかけるようになりました。いまのような下落で真っ先に退場するのはレバナスなどのレバレッジ商品に全力で投資してしまっている人たちです。おそらく年初からだけでも20%以上下落したのではないでしょうか。こういうときこそリスクを落として、ゆっくりおカネを増やすことを考えたいです。バフェットもゆっくりお金持ちになることを勧めていますよね。
「世の中の人はなるべく早くお金持ちになろうと考えている。ゆっくりお金持ちになるというのは誰もやりたがらないんだ。」

ゆっくり投資をする、ということでは、私は最近、週足で投資することを考えるようにしています。週足のチャートとコポックカーブの組み合わせが気に入っています。図を添付します。全米株式のETF $VTI です。これをみると、コポックカーブが0を下抜けしてマイナス圏に入っています。

コポックカーブは、神父さんが作ったインジケーターだそうです。
「神父が作った株の売買指標をご存知ですか?」

具体的には、期間の異なる2つのROC(レートオブチェンジ)を組み合わせたものです。長期投資向けの指標として作られ、月足を基本に、この指標がプラスあるいは上向きなら買い、マイナスあるいは下向きなら売り、と判断します。
というわけで、全米株式ETFに週足で投資するなら、この指標がプラス圏にまた戻ってきたところで買い、ということになります。このやりかたなら、売買の頻度を減らせますし、忙しい人なら週に一度確認するだけでもいいかもしれません。私も昼間は仕事がありますし、ずっと市場に張り付いていられないので、週足くらいの売買頻度に抑えたい、という気持ちもあります。

ここではコポックカーブを紹介しましたけど、けっきょくのところインジケーターはなんでもいいと思っています。MACD、ストキャスティクスRSI、RSI、CCI、DPO、ボリンジャーバンド、など。ただし、買いと売りは一貫してやるべきと思います。週足のMACDをみて買ったなら、週足のMACDをみて売るべきと思います。儲かっても儲からなくても、淡々と売りができるかどうかが重要と思います。

前回も書いたように、S&P500や全米株式などは特殊で、ナンピンしてもいつかは儲かる商品です。そのため-5%ルールが適用できますが、他の個別株などではこんなリスクの高い買い方はとてもできません。いろいろと検討した上で売買することをおすすめします。

さて、ここまで株の売買の話をしてしまいましたが、米国市場のことを書きます。今週はFOMCがありました。FRB、つまりパウエル議長は名言しませんでしたが、利上げを年内に7回、資産縮小、つまりQTを夏から始める、ということのようです。個人的にはやや急ぎすぎと思っていますが、市場はむしろ態度のはっきりしないパウエル議長にやきもきしているようです。パウエル議長は株価を気にしたようですが、インフレ抑制との板挟みが続いています。アメリカのインフレは依然として高いままです。セントルイス連銀のCPIをみてみます。

Consumer Price Index 消費者物価指数 St. Luis FED

12月に7.1%と歴史的な値を出し、一向に下がる気配がありません。一方、ミシガン大学消費者態度指数1月分は12月からさらに悪化しましたし(前々回のブログ https://minkabu.jp/blog/show/1002635)、アメリカの景気は急速に悪くなっているようです。

現在、ウクライナ問題がここにきて急浮上しており、天然ガスや原油の価格が高止まりしています。

WTI原油先物(NYMEX)/ 楽天証券

しばらくはこのエネルギー価格がインフレの主な原因になるものと思います。しかし天然ガスも原油も価格が下がる見込みがまだ薄いです。

すでにマイクロソフト、テスラ、アップルの決算発表が終了しました。どこもそれほど悪くなかったようです。残るメタ、グーグルが注目です。

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日本株は悲惨でしたね。。相場には勝てないので、よくなるまではひとまず撤退しようと思います。

ではではー。

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