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2022/05/16 - ナック(9788) の関連ニュース。ナック<9788>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.1%減の549.24億円、営業利益が同0.8%減の27.60億円、経常利益が同4.1%増の27.92億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.0%減の17.08億円となった。クリクラ事業の売上高は前年同期比0.9%増の150.19億円、営業利益は同22.0%減の12.69億円となった。直営部門では、クリクラボトルの売上高は前期比微増となった。次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」は、顧客数が増加傾向にある一方で顧客単価は低下し売上高は前期比で減少した。直営部門全体の売上高は前

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ナック---22年3月期は売上高微減、レンタル事業と住宅事業は増収増益と順調に推移

配信元:フィスコ
投稿:2022/05/16 12:31
ナック<9788>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.1%減の549.24億円、営業利益が同0.8%減の27.60億円、経常利益が同4.1%増の27.92億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.0%減の17.08億円となった。

クリクラ事業の売上高は前年同期比0.9%増の150.19億円、営業利益は同22.0%減の12.69億円となった。直営部門では、クリクラボトルの売上高は前期比微増となった。次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」は、顧客数が増加傾向にある一方で顧客単価は低下し売上高は前期比で減少した。直営部門全体の売上高は前期比で微増となった。加盟店部門では、プラント関連売上高が前期比で増加したが、次亜塩素酸水溶液「ZiACO(ジアコ)」関連商材の反動減により、部門全体の売上高は前期比同水準となった。損益面では、直営部門を中心に営業人員の確保や販促活動の強化に注力したことにより販売費及び一般管理費が増加し、営業利益は減少した。

レンタル事業の売上高は同8.8%増の159.16億円、営業利益は同21.7%増の16.21億円となった。主力のダスキン事業では、ダストコントロール商品部門の売上高は前期比同水準だったが、ケアサービス部門においては事業数を増やした結果、ダスキン事業全体の売上高は前期比増加した。害虫駆除器「with」を主力とするウィズ事業では、緊急事態宣言解除により飲食店も徐々に営業を再開し、定期納品も回復傾向にあったが、長期にわたる飲食店業界の休業・時短営業の影響による顧客減少分までは補いきれず、売上高は前期比で減少した。法人向け定期清掃サービスを提供するアーネストは、感染症関連の消毒・除菌作業の受注が大きく増えたことに加え、感染症ワクチンの職域接種会場の運営を大口顧客より受注し、売上高は前期比で大幅に増加した。損益面では、ウィズ事業の売上高減少及びケアサービス部門の販促活動強化による販売費及び一般管理費の増加をダスキン事業及びアーネストの売上高増加が補い、営業利益は前期比で増加した。

建築コンサルティング事業の売上高は同12.3%減の74.49億円、営業利益は同8.1%増の8.72億円となった。ノウハウ販売部門では新規出店及び価格改定が寄与し、売上高は前期比増加した。一方、住宅販売を手掛けるsuzukuri Div.において、受注数が伸び悩んだことに伴う完工棟数の減少があり、部門全体での売上高は前期比で減少した。省エネ関連部資材の施工及び販売を手がけるナックスマートエネルギーでは、顧客単価の低下に加え、半導体不足による蓄電池及びパワーコンディショナー、エコキュート等の納入遅延・停止を原因とする工期遅延もあり売上高は前期比で減少した。エースホームでは、同社との共同開発商品の販売好調及び、加盟店による上棟数増加に伴う卸売増加により、売上高は前期比で増加した。損益面では、suzukuri Div.での売上高減少に伴う営業損益減少をノウハウ販売部門及びエースホームの売上高増加による営業利益増加が補い、建築コンサルティング事業全体の営業利益は前期比で増加した。

住宅事業の売上高は同3.3%増の106.86億円、営業利益は2.33億円(前期は0.74億円の営業利益)となった。ケイディアイでは、用地仕入に苦戦したことに加え、ウッドショックによる構造材不足が販売在庫の減少に繋がり、売上高は前期比で減少した。ジェイウッドでは、すまい給付金の申込期限の影響で当第2四半期累計期間の受注が好調に推移し、売上高は前期比で増加した。損益面では、ケイディアイは市場での土地価格上昇による販売価格アップに寄与したことが利益率向上へ繋がり、営業利益は前期比で大幅に増加した。ジェイウッドでは材料費高騰があったが、売上高の前期比増加に加え、前期実施した店舗の統廃合・移転による販売費及び一般管理費の削減効果もあり、営業損失が前期比で縮小した。

美容・健康事業の売上高は同17.9%減の59.21億円、営業利益は23.1%増の1.51億円となった。JIMOSでは、感染症の影響長期化に伴うメイク機会減少によるメイクアップ商品の買い控え等が響き、売上高は前期比で減少した。ベルエアーでは、美容健康商材の販売が好調だったが、主力の栄養補助食品の顧客数が減少傾向にあり、売上高は前期比で減少した。損益面では、JIMOSでは売上高減少に伴う売上総利益減少を、販売費及び一般管理費削減の取り組みにて補い、営業利益は前期比増加した。ベルエアーにおいては、利益率の高い栄養補助食品の販売減少により営業利益は前期比で減少した。なお、新たな商品開発やビジネス展開を目的として、2021年7月に化粧品受託製造を主力とするトレミーを子会社化した。さらに、EC事業の強化を目的として、2021年9月にJIMOSよりインフィニティービューティー事業及び代謝生活CLUB事業を新設分割してアップセールを設立した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.2%増の600.00億円、営業利益が同8.7%増の30.00億円、経常利益が同7.4%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同17.1%増の20.00億円を見込んでいる。

また、2022年3月期の期末配当として1株当たり28.00円を予定していたが、1株当たり1.00円増配し29.00円を配当することを発表した。中間配当と合計した年間配当金は38.00円となる。


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配信元: フィスコ

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