「ホテル」が16位にランク、新型コロナの影響でワシントンHは今期業績予想を未定に<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ホテル」が16位となっている。
新型コロナウイルス感染の拡大防止のため移動が制限されるなか、ホテル業界が苦境にあえいでいる。ワシントンホテル<4691.T>は18日、20年3月期通期の連結業績予想を撤回し、未定にすると発表。同社は2月13日にも業績予想を見直しており、その時点では売上高208億3500万円(前期比2.7%減)、営業利益19億3800万円(同35.1%減)を見込んでいた。訪日外国人の減少や政府がイベントなどの自粛を要請していることもあって、各種イベントの取り止めや企業の出張、個人の集まり、外出といった活動が抑制されており、宿泊をはじめホテルの利用需要は大きく減少している。同社の2月売上高は前年同期比18.8%減、3月1~15日は同68.2%減と計画(2月は15.3%減、3月は16.7%減)を大きく下回り、今後については新型コロナの状況や行政府による規制対応などによって変動する可能性があり現時点では影響額を正確に把握するのが困難だとしている。
また、17日にはロイヤルホテル<9713.T>が、20年3月期通期の連結売上高予想を従来の397億円から378億円(前期比7.5%減)に、連結営業損益予想を6億円の黒字から3億円の赤字(前期実績は20億4700万円の黒字)にそれぞれ下方修正。会員制リゾートホテルを運営するリゾートトラスト<4681.T>も同日、20年3月期通期の連結売上高予想を1714億円から1600億円(前期比10.9%減)、連結営業利益予想を160億円から120億円(同36.4%減)に引き下げている。
加えて、新型コロナの影響で今夏に開催される予定の東京五輪が延期になる可能性が浮上していることもホテル業界の先行き不透明感につながっている。仮に予定通りに開催されたとしても訪日客の戻りの鈍さが予想され、高級ホテルの代表格である帝国ホテル<9708.T>、椿山荘などを運営する藤田観光<9722.T>、プリンスホテルを展開する西武ホールディングス<9024.T>なども厳しい事業環境が続きそうだ。
出所:MINKABU PRESS
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