決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】引け後 … シンプレクス、エプソン、オムロン (1月28日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の1月27日から28日の決算発表を経て31日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　九電工 <1959>
　22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.3％減の194億円に減り、通期計画の377億円に対する進捗率は51.5％にとどまり、5年平均の54.8％も下回った。

▲No.3　中部電 <9502>
　22年3月期の連結経常損益を従来予想の450億円の黒字→500億円の赤字(前期は1922億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

▲No.4　山九 <9065>
　22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比0.4％減の266億円となり、通期計画の340億円に対する進捗率は78.4％に達し、5年平均の75.8％も上回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4373> シンプレクス 　東１ 　 -21.98 　　1/28　　　3Q　　　 43.08
<1959> 九電工 　　　　東１ 　 -11.52 　　1/28　　　3Q　　　 -7.34
<9502> 中部電 　　　　東１　　 -7.40 　　1/28　　　3Q　　　　赤転
<9065> 山九 　　　　　東１　　 -7.08 　　1/28　　　3Q　　　 -0.36
<6724> エプソン 　　　東１　　 -5.69 　　1/28　　　3Q　　　165.04

<6395> タダノ 　　　　東１　　 -4.69 　　1/28　　　3Q　　　　黒転
<6185> ＳＭＮ 　　　　東１　　 -4.52 　　1/28　　　3Q　　　　赤転
<6645> オムロン 　　　東１　　 -3.90 　　1/28　　　3Q　　　 36.24
<5603> 虹技 　　　　　東１　　 -3.54 　　1/28　　　3Q　　　　赤転
<6222> 島精機 　　　　東１　　 -3.31 　　1/28　　　3Q　　　　赤縮

<7575> 日本ライフＬ 　東１　　 -2.53 　　1/28　　　3Q　　　　3.60
<7191> イントラスト 　東１　　 -2.39 　　1/28　　　3Q　　　　2.37
<4549> 栄研化 　　　　東１　　 -1.89 　　1/28　　　3Q　　　 19.17
<2331> ＡＬＳＯＫ 　　東１　　 -1.31 　　1/28　　　3Q　　　 37.81
<6101> ツガミ 　　　　東１　　 -1.28 　　1/28　　　3Q　　　168.94

<8005> スクロール 　　東１　　 -1.08 　　1/28　　　3Q　　　　0.09
<9507> 四国電 　　　　東１　　 -1.00 　　1/28　　　3Q　　　　赤転
<8613> 丸三 　　　　　東１　　 -0.96 　　1/28　　　3Q　　　 21.98
<9511> 沖縄電 　　　　東１　　 -0.92 　　1/28　　　3Q　　　-58.25
<8585> オリコ 　　　　東１　　 -0.81 　　1/28　　　3Q　　　　8.72

<3648> ＡＧＳ 　　　　東１　　 -0.48 　　1/28　　　3Q　　　188.54
<8806> ダイビル 　　　東１　　 -0.14 　　1/28　　　3Q　　　 -3.63

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした31日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース