三光産業、前期経常を18％下方修正

　三光産業 <7922> [東証Ｓ] が5月13日大引け後(15:10)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の1億4100万円→1億1600万円(前の期は1億1500万円)に17.7％下方修正し、増益率が22.6％増→0.9％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9100万円→6600万円(前年同期は1億8400万円)に27.5％減額し、減益率が50.5％減→64.1％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結業績予想につきましては、営業利益に関しては2022年４月８日に公表した2022年３月期の業績予想の時点で、マレーシア大雨被害の予想値に対し、その後本日発表現在において入手可能な情報に基づき算定した数値に変更があったため、前回発表予想を上回る見込みとなりました。親会社に帰属する当期純利益についてはマレーシア大雨被害費用として１億６千４百万円を特別損失として計上した為、前回発表予想を下回る見込みとなりました。　個別業績予想につきましては、売上に関しては地政学リスクによるサプライチェーン混乱による納期変更等の影響により前回の発表値を下回りましたが、営業利益に関しては基幹システム導入による生産効率改善および基幹システム開発にかかわる人件費の開発費への振替額が精査により増加した為、営業利益は前回発表予想を上回る見込みとなりました。（注）上記予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の種々の要因により予想数値と異なる可能性があります。２．特別損失の計上（1）特別損失の内容　2022年３月期連結累計期間におきまして、当社連結子会社であるサンコウサンギョウ（マレーシア）において発生した大雨被害に伴う費用1億6千4百万円を特別損失に計上しております。なお、上記の金額は、当社グループが保有する外貨建債権債務の決済および期末為替レートによる評価替で発生したものであり、今後の為替相場の状況により変動いたします。（2）今後の見通し　特別損失（大雨被害）の計上による業績への影響につきましては、上記「1. 業績予想の修正」に織り込み済みです。