PSSの21年6月期は営業損益が大幅黒字転換へ
世界的な新型コロナウイルス確定迅速検査の需要に伴い、全自動PCR検査システム(geneLEADシリーズ)や、PCR検査の前処理にて煩雑な手作業を解消したいニーズに対応したDNA(核酸)抽出自動化装置(magLEADシリーズ)などに多くの引き合いを受けていることが牽引役となる見通し。一方で、積極的な設備投資に伴う償却費負担などが膨らむものの、売上高の増加で吸収する見通しだ。
なお、20年6月期決算は、売上高50億6700万円(前の期比15.7%増)、営業損益8200万円の赤字(前の期1億6300万円の黒字)、最終損益1億1400万円の赤字(同1億3000万円の黒字)だった。
同時に23年6月期を最終年度とする中期事業計画を発表しており、売上高100億円、営業利益10億円を目指すとした。製品製造拡大のための大館第2工場の設立に加えて、PCR試薬事業の推進などで目標達成を狙う。
出所:MINKABU PRESS
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