産業資材について、売上高は前年同期比6.0%増の76.64億円、セグメント利益は同10.6%増の4.74億円となった。売上面では、国内建設市場は、民間・公共工事ともに底堅く推移し、建築・土木関連商材であるコンテナバック、仮設足場部材、現場用品などの荷動きは良く、増収となった。利益面では、競合他社との受注競争が依然として厳しい状況にあるが売上総利益率は横ばいとなり、販管費の増加を増収効果で吸収し、増益となった。
鉄構資材について、売上高は前年同期比19.4%増の39.13億円、セグメント利益は同35.3%増の3.88億円となった。売上面では、インバウンド向けの宿泊施設、物流倉庫や工場などの中低層物件の旺盛な需要を受け、鉄構資材の主要商材である鉄骨部材、アンカーボルト、ブレースなどが堅調に推移した。利益面では、製造原価上昇分の販売価格への転嫁が進み、製品を中心に売上総利益率が改善したことに加え、販管費の増加を増収効果で吸収し、増益となった。
電設資材について、売上高は前年同期比5.6%増の20.35億円、セグメント利益は同268.2%増の0.26億円となった。売上面では、売電価格の低下に伴い太陽光発電設備関連の需要が減少したが、工場などの高圧受電設備をはじめとする民間設備更新物件が堅調に推移した。利益面では、競合他社との受注競争が依然として厳しい状況にあるものの売上総利益率は横ばいとなり、前期に創業50周年記念キャンペーン関連費用が発生した反動減等により当期の販管費が減少し、増益となった。
2019年3月期通期業績予想について、売上高が前期比4.7%増の553.16億円、営業利益が同5.5%増の37.33億円、経常利益が同4.9%増の38.33億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%増の26.26億円とする期初計画を据え置いている。
<SF>
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