決算マイナス・インパクト銘柄・寄付 … 巴工業、タカショー、ピープル (3月3日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の3月2日から3日の決算発表を経て4日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ダイサン <4750>
　20年4月期の経常利益を従来予想の7億円→2億5000万円(前期非連結は6億1600万円)に64.3％下方修正し、一転して59.4％減益見通しとなった。

▲No.2　巴工業 <6309>
　20年10月期第1四半期(19年11月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比9.1％減の5.4億円に減り、通期計画の22.5億円に対する進捗率は24.0％にとどまったものの、5年平均の15.6％を上回った。

▲No.4　ピープル <7865>
　20年1月期の連結経常利益は前の期比32.2％減の2億8600万円に落ち込み、3期連続減収、4期連続減益となった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4750> ダイサン 　　　東２　　 -5.10 　　3/ 3　　　3Q　　　-52.16
<6309> 巴工業 　　　　東１　　 -3.90 　　3/ 3　　　1Q　　　 -9.09
<7590> タカショー 　　東１　　 -2.56 　　3/ 3　本決算　　　 23.24
<7865> ピープル 　　　ＪＱ　　 -0.55 　　3/ 3　本決算　　　　　－
<7265> エイケン工業 　ＪＱ　　 -0.33 　　3/ 3　　　1Q　　　-19.49

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした4日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース