株価は上場来高値更新と将来の事業成長性も良好で上値追いに期待
時価総額:169億円
PER:17.03倍
PBR: 2.50倍
家賃債務保証の独立系大手で集金代行やカード決済、家賃保証等のサービスを提供する。不動産会社向け 『Casaダイレクト』や家主向け『家主ダイレクト』、入居者向けサービス等を展開。住みたい人と貸したい人とをマッチングするプラットフォーム『Casa Cloud』を手がけるなど不動産テック関連企業。仲介会社との関係に強みを持ち、保証人を一切求めない顧客対応ノウハウを蓄積中。
業績面においては12/9に第3Q決算発表を行っており、ほぼ想定通りの安定感が感じられた内容。売上高は前期比9.5%増収、営業利益は同7.8%増益と中間期から引き続き好調を維持。昨年6月には新たな子会社としてCOMPASS設立を発表、AI分析機能に強みを持つリーウェイズ社との資本業務提携も行い不動産評価システムの開発、AI活用の物件情報提供プラットフォーム開発にも乗り出す。
不動産テックの推進によりスピード感をもって取り組んでいく姿勢を示している同社だが、20年1月期も積極的なシステム投資費用を吸収しての連続営業増益。一部大手管理会社向けに保証範囲を広げる商品の提供などにも積極的に取り組み、株価も上場来高値更新と勢いに乗る。足元ではやや利食い先行も調整は然程でもなく、上昇トレンドから上値を追う展開に期待しておきたい。
2/12追記 今月に入り国内某証券でもカバレッジ開始。民法改正や外国人労働者数の拡大等で家賃債務保証の利用は今後も拡大を見込むとしている。
株価は25日線にサポートされ高値圏で堅調な推移を続けている。