<動意株・19日>(大引け)=放電精密、ミナトHD、テックファームなど
ミナトホールディングス<6862.T>=急動意。低位株物色人気に乗り一時20%以上の上昇をみせ、118円まで駆け上がり、今年7月5日以来5カ月半ぶりの高値圏に浮上してきた。ビッグデータの普及やIoT社会の進展を背景に、収益環境は追い風局面にあり、企業のIT投資意欲を映し電子デバイスやタッチパネルなどの関連需要を取り込んでいる。17年3月期は営業損益段階で1億1700万円と黒字化を見込んでいる。筆頭株主として日本証券金融が5%弱の株式を保有、需給面での思惑も根強い。
テックファームホールディングス<3625.T>=5日ぶりに反発。同社はきょう、米国現地法人Prism Solutions(PSI)が、カジノゲーミング機向け印刷機大手の米トランスアクト・テクノロジーズと来春から協業することで合意したことを明らかにした。トランスアクトはカジノゲーミング機内に搭載され、プレーするのに必要なチケットを発行する印刷機を開発・提供し、米国最大規模のシェアを占めている企業。PSIとトランスアクトは、PSIのモバイル技術とトランスアクトが提供する多様なソリューションを組み合わせて、広範囲なカジノゲーミング向けソリューションの開発に共同で取り組む。
タカラトミー<7867.T>=大幅高で、年初来高値を更新。東海東京調査センターが16日付で同社株のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を1300円から1600円に引き上げており、これを手掛かりとする買いを呼び込んだ格好だ。同調査センターでは、同社の好調な上期決算と下期以降の商品ラインアップを踏まえ、個別商材の売上高予想を見直し、業績予想を上方修正した。17年3月期の通期業績は営業利益段階で従来予想の65億円から72億4400万円(前期比2.7倍)に増額している。
極楽湯<2340.T>=ストップ高。前週末16日の取引終了後、中国・上海を拠点に商業施設の開発などを手掛ける東渡国際グループ(上海市)と、上海市青浦区に温浴施設をフランチャイズ形式で出店することで合意したと発表しており、中国展開強化につながるとの見方から買いが入っているようだ。東渡国際グループは現在、上海市青浦区にショッピングモール「東渡蛙城」を開発しており、このショッピングモールの4階の一部と5階に約6000平方メートルの温浴施設を計画しているという。同施設が完成すれば、上海市では直営2店舗に続く、3店舗目の出店となり、また、フランチャイズとしては青島、無錫に続く3店舗目となるという。
マーキュリアインベストメント<7190.T>=急反発し、上場来高値を更新。前週末16日の取引終了後、12月31日を基準日として1対3株の株式分割を実施すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、より一層投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的。なお、効力発生日は来年1月1日を予定している。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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