ずっと下がりっぱなしだったDRAM価格が先週はDDR２が急激に上昇したが、今週は少しまた下げた。DDR3の価格は今週に入ってやっと下げ止まった。 これはDRAM価格が反転するのが近いことを意味するのか？そう考えたいが、DRAM価格は上げたり下げたりを繰り返し低空飛行していくのか。場合によっては、まだ下げるのか。やはりDRAM価格の本格的な回復は2月からか。そうであれば、１月から株価の上昇が見られるだろう。1~3月は証券会社の格上げも相次ぎ、株価は急上昇するだろう。DRAM価格が2月から回復するとの予測があるため、株価は大きく下がらない。下がれば投資家の買いが入る。なにせエルピーダの販売の3~4割を占めるレックスは40ナノ化で大幅なコストダウンがなされている。広島工場も一部は40ナノ化されており、来年からは一部は３０ナノ化もされる。そして広島はモバイルDRAMの比率が増加していき黒字化すると考えられている。ここでPCのDRAM価格が回復すると莫大な営業黒字が出るのは目に見えている。すでに株価は不当に安い水準にある。DRAM価格の上昇が確認され次第、急激に株価は値を戻していくことが判っているのだから。12月がDRAM価格の底という大和の予想は、はずれたのか。クレディスイスの旧正月明けの予想が当たるのか。今四半期は去年の7,8,9月のDRAM価格に近い。去年の7,8,9月は営業黒字が少しあったが、為替が異なるのでコストダウンとモバイルDRAMの利益の増加をもってしても大和の予想の50億の営業赤字はあると考えているが（営業赤字が10億程度もしくは黒字が少しでも出ればサプライズで株価も急上昇だが）。最大で100億の営業赤字がでてもおかしくないが、下半期は黒字化するとの予想をしている証券会社が多い。会社の借金も順調に返済されていっている。