「旅行」が２７位、新型コロナ感染再拡大前の「今のうち旅行」で予約好調＜注目テーマ＞

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１０　全固体電池

　みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「旅行」が２７位にランクしている。

　国内でも新型コロナウイルス「オミクロン株」の新規感染者が連日で伝えられ、市中感染が懸念される状況となってきた。早ければ来年２月にも「第５波」を超える新規感染者数となる見方も出ている。そのようななか、感染再拡大前にやりたいことをやっておこうという「今のうち消費（需要）」という言葉がＳＮＳなどでトレンドとなっており、その上位の一つが「今のうち旅行」である。

　とりわけ注目されているのが、沖縄への旅行だ。沖縄県の玉城知事は２７日の記者会見で、沖縄本島北部での感染拡大や米軍基地関係者を中心に「オミクロン株」が広がりをみせていることについて「流行の立ち上がり期にある」と強調し、「まん延防止等重点措置」への移行も視野にあると言及した。報道によれば、感染再拡大前に行っておこうという「今のうち沖縄旅行」も取り込み、沖縄方面への旅行予約が特に増えているという。

　沖縄方面以外も旅行需要は好調のようだ。ＪＲや航空各社が先日発表した年末年始の予約状況は回復基調が鮮明であり、路線によってはコロナ禍前の一昨年の水準であるところも出ているという。「今のうちに帰省（旅行）しておこう」と考える人も少なくないようだ。

　関連銘柄としては、日本航空<9201.T>、ＡＮＡホールディングス<9202.T>、ＪＲ東日本<9020.T>、ＪＲ西日本<9021.T>、ＪＲ東海<9022.T>など航空・鉄道各社のほか、オープンドア<3926.T>、アドベンチャー<6030.T>、エアトリ<6191.T>、旅工房<6548.T>、エイチ・アイ・エス<9603.T>、ＫＮＴ－ＣＴホールディングス<9726.T>といった旅行会社、更にはＡＢホテル<6565.T>、帝国ホテル<9708.T>、ロイヤルホテル<9713.T>、藤田観光<9722.T>などホテル運営各社にも注目したい。

出所：MINKABU PRESS