「有機EL部材・部品」関連が浮上、19年のiPhone新型モデルに搭載観測で話題に<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「有機EL部材・部品」関連が11位となっている。
5月29日に韓国の一部メディアが、2019年に発売されるiPhone新型モデルには全てOLED(有機ELパネル)が搭載されるとの観測を報じたことで、有機EL関連銘柄への関心が急速に高まっている。有機EL(エレクトロルミネッセンス)は、陰極、電子輸送層、有機発光層、正孔輸送層、陽極、基盤(ガラスやプラスチック)を積層した構造になっている。陰極にはアルミニウムや銀・マグネシウム合金、カルシウムなどの金属薄膜を、陽極には酸化インジウムスズ(ITO)などの透明電極を使う。部材は液晶と重なるものもある。
主な有機EL部材・部品の関連銘柄としては、有機EL用に独自開発の平滑ITO膜や各種補助電極膜を出荷している倉元製作所<5216.T>、蛍光・リン光の発光材料や電子輸送材料などを手掛けるケミプロ化成<4960.T>、合成技術や精製技術を生かした正孔輸送材やリン光型発光材などを開発している保土谷化学工業<4112.T>、発光材料や電子輸送材料、正孔輸送材料を手掛けている東レ<3402.T>、韓国のLGグループと提携し、発光材料などの有機EL材料を生産している出光興産<5019.T>などがある。
さらに、有機EL素子構造の最適化を効率よく行えるR&D用有機EL素子蒸着装置「Various」を手掛けている昭和真空<6384.T>、有機ELパネル事業を手掛ける「TDKマイクロディバイス」を買収した双葉電子工業<6986.T>、スマホ用小型液晶・有機ELの製造工程に必要不可欠な高精細FPD製造用イオン注入装置で世界シェア100%を占める日新電機<6641.T>、有機ELに不可欠な高性能水分除去シート「水分ゲッター」を製造しているダイニック<3551.T>にも注目したい。
出所:minkabuPRESS
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