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2019/12/05 - アトラエ(6194) の関連ニュース。■会社概要1. 会社概要アトラエ<6194>は、人工知能(AI)やビッグデータ解析技術等のテクノロジーを活用することにより求職者と求人企業の最適な人材のマッチングを行うインターネット会社で、テクノロジーとHRを組み合わせたHR Techの領域におけるリーディングカンパニーである。2018年9月期に“テクノロジーによって人の可能性を広げる事業を創造していく”という想いを込め、「People Tech Company」と自社を再定義し、更なる進化を狙う。同社では時代の変化に適応したサービスを次々と生み出し続けられるような組織文化、ノ

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アトラエ Research Memo(2):“People Tech Company”を標榜、ビッグデータ解析技術を駆使

配信元:フィスコ
投稿:2019/12/05 15:32
■会社概要

1. 会社概要
アトラエ<6194>は、人工知能(AI)やビッグデータ解析技術等のテクノロジーを活用することにより求職者と求人企業の最適な人材のマッチングを行うインターネット会社で、テクノロジーとHRを組み合わせたHR Techの領域におけるリーディングカンパニーである。2018年9月期に“テクノロジーによって人の可能性を広げる事業を創造していく”という想いを込め、「People Tech Company」と自社を再定義し、更なる進化を狙う。

同社では時代の変化に適応したサービスを次々と生み出し続けられるような組織文化、ノウハウの蓄積を意識している。事業の運営単位は常にフラット、ミニマムな体制(2019年9月末従業員数56人)を保っている。ベンチャーらしいスピード感・変化適応力を維持し、メンバーの経営意識、責任感を高め、社会に提供する価値の最大化を図っている。

2. 沿革
同社は、2003年10月に現代表取締役の新居佳英(あらいよしひで)氏が、前身である(株)ユビキタスコミュニケーションズを設立したことから始まる。2005年4月に(株)I&Gパートナーズに社名を変更し、同氏が長年経験してきた、人が仲介するクローズドで高額な従来のHR領域のサービスを変革した。これがオープンで安価に価値を提供する求人メディア「Green」である。当時は広告型求人メディアが全盛であったが、2006年7月に成功報酬型ビジネスモデルの求人メディア「green」(2011年9月のWebサイトの全面リニューアルを機に「Green」へサービス名称を変更)のサービス提供を開始した。以後、サイトの機能強化、リニューアル、モバイルサイトでの提供開始などを経て、事業規模を拡大した。転職活動・採用活動に関するビッグデータの蓄積と活用は同社の大きな強みとなっている。

2014年7月には「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを掲げ、「アトラエ※」という社名に変更した。

※スペイン語で魅了する・惹きつけるという意味を持つatraer(アトラエール)の第三人称活用形。


2016年1月には完全審査制AIビジネスマッチングアプリ「yenta」のサービス提供を開始し、同年10月には組織改善プラットフォーム「wevox」のサービス提供を開始した。「wevox」は2018年9月期からマネタイズが始まっており、「Green」1本足だった事業ポートフォリオが徐々に分散が図れてきている。

なお、資金調達と会社の知名度・認知度の向上を目的として、2016年6月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。また、株式の流動性向上と、投資家層の拡大を目指し、2017年4月に1:3の株式分割、2018年4月にも1:3の株式分割を実施している。2018年6月には東証1部市場に市場変更し、知名度・認知度の更なる向上を図る。なお、同月に新株式発行を行い、約13億円の資金を獲得しており、2019年9月期、2020年9月期での広告宣伝、人材採用、システム開発等、更なる事業拡大の準備をしている。

また、同社の組織運営方法やビジネスモデルにも注目が集まっており、エンゲージメントに基づく組織経営の啓蒙活動として代表取締役の新居氏が書籍出版を行うなど発信力も強まっており、ITベンチャー企業という存在からは一線を画しつつある。

3. 事業構成
同社の事業は、「Green」と「新規事業・その他」に分類される。成功報酬型の求職者と求人企業をマッチングするメディア「Green」は売上高で2,973百万円(2019年9月期)、売上構成比で92.1%(同)を占める同社の大黒柱である。「新規事業・その他」の中には、組織のエンゲージメントを可視化する組織改善ツール「wevox」や“個人の時代”の価値ある出会いをサポートするビジネスマッチングアプリ「yenta」が含まれる。売上高で255百万円(同)、売上構成比で7.9%(同)と比率は低いが急成長している。同社では「新規事業・その他」で売上構成比10%を目指しており、「wevox」の急成長により近い将来達成の見込みである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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配信元: フィスコ

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