タカラトミー<7867>:1235円(+73円)
大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の55億円から68億円に、通期では100億円から135億円に、それぞれ引き上げている。「リカちゃん」「プラレール」関連商品や「デュエル・マスターズ」などの販売が好調に推移したほか、ガールズ関連商品、次世代ベーゴマ「ベイブレードバースト」の海外向け輸出なども増加したもよう。第1四半期は減益決算であり、増益転換への上方修正にはインパクトも。
日立ハイテク<8036>:3725円(+290円)
急反発。前日に上半期の決算を発表、調整後営業利益は前年同期比30%増益の358億円となり、会社計画の310億円を大幅に超過して着地した。科学医用事業が好調であったほか、費用の一部計上の下期先送りなどが主因と見られる。また、会社側では、半導体製造装置の事業環境は最悪期を脱したとみており、7-9月期を底に回復が見込まれることも評価材料視されているようだ。
アサヒHD<5857>:2307円(+400円)
ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は68.6億円で前年同期比7.5%増益、第1四半期決算時に上方修正した数値67億円を上回る着地となった。国内および韓国・マレーシアにおける貴金属リサイクル、北米における貴金属精錬分野などが好調だった。また、配当性向の引き上げに伴い、年間配当金を従来予想の74円から120円にまで引き上げたこともポジティブなインパクトにつながっている。
オイシックス<3182>:1764円(+188円)
大幅に4日ぶり反発。19年3月期の営業利益を従来予想の12.00億円から18.00億円(前期実績8.91億円)に上方修正している。宅配事業(Oisix)でプレミアム時短サービス「KitOisix」が好評なことから、定期購入会員数の19年3月期末目標(18万6000人)を18年9月末時点で達成した。また、期初段階で控えめに見込んでいた子会社(10月1日付で吸収合併)の収益改善および繰越欠損金による法人税費用の軽減効果を見直した。
ソフトバンテク<4726>:2080円(-500円)
急落でストップ安。前日に上半期の決算を発表、営業利益は10.1億円で前年同期比40.8%の大幅増益となった。ただ、7-9月期は5.6億円で同10.5%の減益に転じている。クラウドソリューションにおける一部不採算案件の発生なども響いたとみられる。第1四半期決算発表後に株価が大きく上昇していたこともあって、やや期待外れとの見方が優勢になっているもよう。
エムスリー<2413>:1812円(-205円)
大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は139億円で前年同期比14.1%増益、135億円の従来計画を上回った。ただ、もともと市場予想は会社計画を上回っており、サプライズは限定的のもよう。一方、主力のメディカルプラットホーム事業が、積極的な人材採用など先行投資負担によって同6%減益となり、増益トレンドへの回帰は20.3期になるもよう。目先の収益成長鈍化を想定する動きが先行のようだ。
キヤノン<7751>:3220円(-177円)
大幅続落。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は2434億円で前年同期比0.7%減益、7-9月期では683億円で同12.4%減益となり、上半期の増益から減益に転じる形になっている。通期計画は従来の3785億円から3355億円に下方修正、3700億円強であった市場予想を大きく下回る水準に。デジタル一眼レフカメラの下振れが大きく影響したとみられる。
UMN<4585>:309円(+2円)
反発。塩野義製薬<4507>との資本業務提携契約に定められた半年毎の成果達成状況に基づき、第2回マイルストーン条件を達成したと発表している。18年12月期第4四半期に塩野義製薬から一定額のマイルストーンフィーを受領する。両社はヒト用感染症予防ワクチンなど創薬に関する基盤技術整備などに関する基礎的研究を共同で推進している。18年12月期の業績予想には織り込み済みだが、今後の研究進展への期待が高まっている。
JエスコムHD<3779>:113円(+1円)
反発。19年3月期の営業利益を従来予想の0.28億円から0.43億円(前期実績0.73億円)に上方修正している。人件費、教育研修費及び営業関連経費が減少したことに加え、広告宣伝費等のコスト見直しにより利益が増加する見込み。第2四半期累計(18年4-9月)は従来予想の0.04億円を0.23億円(前年同期実績0.52億円)に引き上げた。業績修正に加え、最近の株価が低位で安定していることも買いにつながっている。
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