「テクノロジーに想像力を載せる」という経営理念のもと、先端テクノロジーを社会実装するためテクノロジーとサービス両面でのイノベーションを進めている。システム構築に実績を持つSI部門と独自のAIエンジン開発によって成長するAIZE部門を有機的に連携させて独自のポジションを確立する。
当年度においては、マーケティング活動の活発化、販売パートナー網の拡充といった営業戦略によって、AIZEプロダクトの拠点ID数は増加している。今後予定されている白ナンバー事業者へのアルコール検知の義務化を見越して、AIZEシステムにアルコールチェッカーとの連携機能を搭載し販売を拡充している。また、数社の既存勤怠システムとも連携が進んでおりAIZE の顔認証システムはユーザーの大幅増を見込んでいる。
AIソリューション事業の売上高は前期比14.5%増の23.82億円、セグメント利益は同141.7%増の1.21億円となった。IT技術者の不足を背景としたAI、IoT、DXに係る開発やWEBシステム開発やAIZE関連請負開発に関する売上が堅調に推移した。また、当セグメントのうち、SI部門における経営上の指標である派遣単価については同0.6%増の620千円、派遣人数は同1.6%減の2,850人月、AIZE部門における経営上の指標である拠点ID数は前期末比100.4%増の1,639件となった。
2023年8月期の連結業績予想については、売上高が前期比7.3%増の26.01億円、営業利益が同79.7%減の0.26億円、経常利益が同75.7%減の0.28億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同79.7%減の0.22億円を計画している。AIZE部門の売上高は27.6%増、拠点ID数は38.0%増と堅調な成長を見込んでいる。当該事業収益をもとに、エンジニア人材不足に関する中長期的な市況を鑑み、エンジニアの人員強化及び待遇改善、先行投資として人材確保のための採用費の増加、戦略的なマーケティング費用の計上を見込んでいる。
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