<動意株・16日>(大引け)=アース製薬、菱洋エレク、ACCESSなど
菱洋エレクトロ<8068.T>=約24年ぶりの高値圏快走。15日取引終了後、PCデバイスの企業向け月額課金サービス「RYOYO DaaS(Device as a Service)」の提供を20日から開始すると発表しており、これを好材料視する買いが向かった。「RYOYO DaaS」は標準でMicrosoft 365 Businessを搭載し、PC業務に欠かせないOfficeアプリケーションをすぐに使用することができるほか、サポート体制も整え電話やメールで対応するという。ペーパーレス化やテレワーク導入の動きが活発化するなか、パソコンの初期設定や障害時対応、作業に“かかる負荷”への需要を取り込むことが期待されている。
ACCESS<4813.T>=4日続伸。IoTデバイスの開発や法人向けにクラウドを活用したIoTソリューションを展開しており、新型コロナウイルスの影響を受けにくい業態で21年1月期営業利益は前期比50%増の5億8000万円を計画している。15日取引終了後、ソニー損保の運転特性連動型自動車保険「GOOD DRIVE」向けビーコンを開発し提供を開始したことを発表、これが株高を後押しする刺激材料となった。
興研<7963.T>=急伸。安倍首相は15日に首相官邸で医療用マスクや防護服などを生産する企業幹部とテレビ会議を行ったと複数のメディアが伝えた。この会議には興研の川村勉社長が出席し、国内工場への設備投資を行い高性能医療用マスク「N95」の医療機関向け供給を倍増することを表明した、と報じられた。これを好感し、この日の同社株は大幅高となっている。同じくN95マスクを製造する重松製作所<7980.T>も急伸している。
アステリア<3853.T>=ストップ高。同社はシステム連携ソフトの開発などを手掛け、高い商品シェアを誇る。15日取引終了後、ブイキューブ <3681.T> とバーチャル株主総会で協業することを発表。総会のライブ配信とブロックチェーン議決権行使で新型コロナウイルス感染予防対策の徹底につなげる計画で、これを材料視する投資資金を呼び込む格好となっている。なお、ブイキューブも買いが優勢だ。
エコモット<3987.T>=ストップ高。同社はIoTソリューション及びアプリケーション開発などを手掛け、人工知能(AI)関連分野にも傾注している。15日取引終了後、新型コロナウイルス感染症拡大抑止に向け、AI顔認識とサーモグラフィーで最大16人を同時に検温可能なスクリーニングソリューション「サーモロイド Pro」を提供開始したことを発表。新千歳空港の国内線到着口で行われる体温スクリーニングに導入されている。これを材料視する買いが集中した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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