SBテクノロジー株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 CEO:阿多 親市、以下SBT)は、製造業・建設業向けに、機械や設備などから収集した様々なデータをもとに高度なAIを利用したデータ解析を提供する『ML Connect(エムエル コネクト、以下 MLC)』を開発し、本日より提供開始することをお知らせします。
MLCは、SBTのビッグデータ解析やAIシステム導入で培った知見をもとに、マイクロソフトが提供するAzure Machine LearningのAutomated ML(自動機械学習、以下 AutoML)*1 を用いて、従来データサイエンティストが行っていたアルゴリズム選定とAIモデル作成のプロセスを自動化するサービスです。これにより、ユーザー企業はデータサイエンティスト不要、低価格で、高精度のAIを利用したデータ解析による時系列予測が可能となり、IoT・AIを活用したDX推進を実現することができます。
MLCは、SBTの IoTプラットフォーム「IoT Core Connect(以下 ICC)」と連携することが可能です。ICCと連携した場合は、IoTデータの収集・管理・可視化から、MLCへのデータ連携やMLCによるデータ解析の結果の可視化までシームレスなサービスを提供します。
今回提供する時系列予測モデル「MLC Forecast」に続き、3月末には、異常検知モデル「MLC Anomaly Detection」の提供を予定しています。
*1 Automated ML:機械学習モデルの設計・開発プロセスを自動化するための手法。
ML Connect 活用イメージ
■背景
製造業や建設業では、DXのスタートとして、IoT技術を活用して、生産現場や保守現場におけるデータの収集・可視化を行うPoC(概念実証)の実施が数多く行われ、現在は、PoC環境から本格導入への移行が進んできています。IDCJapanの発表*2 では、国内IoT市場は、2019年の実績(見込値)7兆1,537億円から、2024年には12兆6,363億円に達すると予測されています。また、IoTやAIの導入拡大にともない、誰もがAIを使えるようにする「AIの民主化」という概念が広がっています。様々なAI技術のフレームワークが登場し、PoCレベルでの取り組みが容易になる一方で、実用化しようとすると実行環境の整備にかかる費用が高額となり、導入が進まないというケースが増えてきています。
SBTは、クラウドの導入実績とビッグデータ事業で培った知見を活かし、製造業や建設業のお客様向けに機械の予防保全システムや設備運転の最適化システムの導入など、IoT・AI領域で多くの支援を行っています。「ML Connect」はその知見をもとに機械学習のプロセスを自動化することで、高精度ながら低価格で簡単なAIによるデータ解析を提供できるサービスとして開発を行いました。
*2 国内IoT市場産業分野別予測とユースケース別の事例考察を発表:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ46213220
■サービス概要
※サービスプランによって初期費用、月額費用とも変動します。詳細はお問合せください。
※ICCとあわせて導入を検討される場合は、別途費用が必要となります。
ML Connect の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.softbanktech.co.jp/service/list/azure-iot/ml-connect/
IoT Core Connect の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.softbanktech.co.jp/service/list/azure-iot/iot-core-connect/
SBTは今後も、ニューノーマル時代に向けた豊かな情報化社会の実現を目指し、クラウドやIoT 、AI など先端技術を活用し、お客様企業のDX推進や新たなビジネス創出への貢献してまいります。
■エンドースメント
本サービスの提供開始について、日本マイクロソフト株式会社よりコメントをいただいています。
日本マイクロソフトは、SBテクノロジー株式会社様の「ML Connect」の提供開始を心より歓迎いたします。
今回発表された「ML Connect」は、SBテクノロジー株式会社様がもつMicrosoft Azureへの高い技術力と、ビッグデータビジネスで蓄積したAIモデル/データ基盤構築の経験と実績を踏まえて開発されたサービスです。
Azure Machine Learningを活用し、従来データサイエンティストが行うプロセスを自動化することで、AI利用拡大の課題となっている人材不足を解決し、お客様のAI活用を支援します。
製造業・建設業のお客様に活用いただくことで、スマートファクトリーやサービタイゼーションの加速に大きく寄与できるものと確信しております。
今後も日本マイクロソフトは、SBテクノロジー株式会社様との強力な連携を通じてデータ・AIの活用をサポートし、お客様のDX推進に貢献してまいります。
日本マイクロソフト株式会社
パートナー事業本部副事業本部長 業務執行役員 サービスパートナービジネス統括本部長
近藤 禎夫
■「製造業向けクラウド&エッジIoTソリューションEXPO 2021 春」出展の案内
イベント詳細・参加申し込みはこちらをご覧ください ▶ https://ve.itmedia.co.jp/em/2021s/cloud_edge
※ 本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
※ Microsoft、Azureは、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標または商標です。
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