<動意株・1日>(大引け)=SHO-BI、ハウス食G、ハイパーなど
ハウス食品グループ本社<2810.T>=急反騰し、上場来高値を約1カ月半ぶりに更新。同社はカレールウで国内トップシェアを誇り、「プロクオリティ」などの高採算のレトルトカレー商品が収益を牽引している。同社が7月31日取引終了後に発表した18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高が703億5800万円(前年同期比6.1%増)、本業のもうけを示す営業利益は38億1900万円(同61.8%増)と好調だった。これを好感する買いに加え、大手証券の目標株価引き上げの動きなども後押しして、物色人気が助長された。
ハイパー<3054.T>=後場大幅高で年初来高値を更新。同社はきょう正午前に、17年12月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益見通しは従来の2億5000万円から3億2000万円(前期比66.7%増)に上方修正した。売上高予想も218億円から220億円(同14.3%増)に増額修正。足もとでパソコン販売が堅調に推移しているほか、利益面では独自の販売戦略に注力していることなどが押し上げ要因になるとしている。
宇徳<9358.T>=大口の買いを集め一時ストップ高し、年初来高値更新。同社は商船三井系の運輸会社で港湾運送を主力としている。同社が7月31日取引終了後に発表した18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高にあたる営業収入が140億円(前年同期比27.8%増)、営業利益は7億2800万円(同2.5倍)、最終利益は4億1000万円(同99.4%増)と大幅な伸びを示し、これがサプライズを誘った。空コンテナの取り扱い、修理・モニタリングなどのコンテナ関連業務が好調に推移したほか、内航貨物の取り扱いも増加し、収益を押し上げている。
日本化薬<4272.T>=4日ぶり急反騰。15年1月30日につけた上場来高値1682円を更新し1700円台乗せ。同社は火薬が祖業だが、機能化学品や医薬など幅広く展開しており、偏光板などの電子材料や自動車安全部品などが好調で収益に貢献している。7月31日取引終了後に発表した18年3月期の第1四半期(4~6月)連結売上高は408億8000万円(前年同期比4.9%増)と増収を確保、営業利益は62億3300万円(同26.2%増)、最終利益は45億2700万円(同88.6%増)の高い伸びを示した。これを好感する買いが集まり、株価を青空圏へ押し上げる格好となった。
日東電工<6988.T>=大幅高で年初来高値を更新し1万円大台に乗せ。06年2月3日につけた上場来高値1万890円も視界に捉えてきた。同社はテープ類を基幹とする総合材料メーカーで液晶や半導体、医療分野など多岐に展開する。7月31日取引終了後に18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の修正を発表、最終利益を300億円から400億円(前期比94.4%増)に増額しており、これがポジティブサプライズとなった。スマートフォン向けでは有機ELディスプレー用光学フィルムなどが好調で業績に大きく寄与している。また、車載用テープも収益に貢献しており、利益が会社側の想定を上回る見通しとなった。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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