● 2019年12月期の業績見通し
ダイキアクシス<4245>の2019年12月期は、売上高が前期比1.8%増の36,880百万円、営業利益で同30.0%増の1,200百万円、経常利益で同18.1%増の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同7.1%減の800百万円と期初予想を据え置いた。経常利益の増減分析では、全社費用増減が前期は263百万円のマイナス要因に、今期は87百万円の増益要因となる。前期に発生した60周年記念事業・M&A関連経費などの一時的費用がなくなる。事業別では再生可能エネルギー関連事業が、前期に赤字額を98百万円縮小させたのに続き、今期は黒字転換して249百万円の増益要因となる。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に発生した株式の売却益を見込んでおらず減益予想となる。第2四半期の期初予想未達分は、販管費圧縮などで対応する。
事業セグメント別では、環境機器関連事業の売上高が前期比4.1%増の19,272百万円、営業利益は同2.2%減の1,363百万円を見込む。海外売上高は、海外子会社による新規顧客獲得などにより同59.1%増の1,835百万円を予想しており、海外売上高比率が前期の3.2%から5.0%へ上昇する。住宅機器関連事業の売上高は同4.8%減の15,056百万円、営業利益が同16.9%減の473百万円としている。増益へ最大の貢献が期待されている再生可能エネルギー関連事業は、売上高が同157.7%増の740百万円、営業利益183百万円(前期は65百万円の損失)と急拡大する。太陽光発電に係る売電事業は、通期売上高が前期比233.3%増の575百万円を見込む。その他の事業は、土木工事の回復を前提に、売上高を同12.3%増の1,810百万円、営業利益を同78.2%増の173百万円と予想している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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