併せて、通期の同利益を従来予想の48億円→35億円(前期は47.7億円)に27.1%下方修正し、一転して26.7%減益見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の30.2億円→17.2億円(前年同期は28.2億円)に43.0%減額し、一転して39.2%減益計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比57.0%減の6.1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.8%→1.6%に大幅悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
第3四半期において、当社が関わる主要市場で需要が弱含みとなるなど市場環境は厳しさを増しており、第4四半期での回復も想定どおりには進まないことが懸念されます。 生活分野においては、主力製品「エスレンビーズ」(発泡性ポリスチレンビーズ)に関し、農産資材関係は堅調な推移を見込んでおりますが、水産関係では漁獲量の減少が継続すると予測をしております。また「エスレンシート」(発泡ポリスチレンシート)を主力とする食品容器関連は、年末・年始の需要に盛り上がりを欠く状況もあり、当面、需要拡大には不透明感があります。 工業分野の自動車関連においては、国内自動車メーカーへの部材用途の供給は堅調なものの、欧州自動車メーカーの販売不振が長引くことでProseatグループの業績回復スピードが影響を受け、自動車部品梱包材用途でもグローバルなサプライチェーンの変化による需要減が予測されます。また家電・IT関連では液晶パネルの長引く在庫調整により、「テクポリマー」「ピオセラン」への影響が想定されます。 加えて、直近の新型ウイルスの発生による中国関連ビジネスへの影響も懸念されます。 このような厳しい事業環境となっていることから、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益が当初予想を下回る見込みとなりましたので、上記のとおり通期の連結業績予想を修正いたします。(注) 本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記載は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
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