2018年9月期の連結業績予想は、売上高は9.52億円、営業利益は0.34億円、経常利益は0.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益は0.41億円とした。個別業績予想値にフジソフトサービスの2018年9月30日までの6ヶ月分の業績予想、株式取得に伴うアドバイザリー費用や、のれん償却費等の予想を織り込んだ。
個別業績予想は、売上高は前回予想比7.5%減の8.85億円、営業利益は同62.0%減の0.65億円、経常利益は同67.5%減の0.55億円、当期純利益は同78.4%減の0.33億円にそれぞれ修正した。
クラウドサービスの新規顧客獲得に向けた営業活動を展開したことで、中堅・中小企業の問い合わせ数及び新規契約社数は過去最大のペースで推移しているものの、主力サービスであるSFA/CRMクラウドサービス「KnowledgeSuite」を利用する大手企業の大口契約が、5年の利用を経て契約終了となったことが影響。ソリューションサービスの第4四半期中における案件受注が当初想定よりも下回る見通しとなった。
利益においては、IT人材不足による採用難から人材採用費用及び人件費の高騰による影響に加え、本社移転の時期が前倒しとなったことにより、費用が増加。M&Aに係る支払い報酬等への費用など積極投資により、一時的に発生した販売費及び一般管理費が当初予想より0.3億円程度上回り、当期中には吸収しきれない見込みとなった。
同社は、大口顧客に依存しない安定的な収益基盤となる中堅・中小企業へのクラウドサービス導入に注力しており、今後の収益性の変革が注目される。
<SF>
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