過去の経営成績（百万円）をみると、
期 売上高 売上総利益 当期純利益 粗利益率 売上高営業利益率 ROE
17年5月期 488 375 84 76.8% 29.1% 31.0%
18年5月期 770 586 117 76.1% 28.1% 30.0%
19年5月期 1087 861 201 79.2% 33.2% 16.0%
20年5月期 1444 1067 287 73.9% 34.4% 19.7%
21年5月期 1743 1312 358 75.3% 34.2% 22.0%
となっている。
粗利益率、売上高営業利益率ともに圧巻の高さを維持している。
同社は、インターネットを利用する全ての企業を対象に、自社開発のネットワークセキュリティ機器と独自の監視システムを用いて、運用、監視、サポートに至るまで一貫したサービスを提供するセキュリティサービス事業、Webサーバやメールサーバの運営を行うホスティングサービス事業、個々のユーザ企業の特別なニーズに対応し、既存のサービスをカスタマイズして提供するプロフェッショナル事業を展開している。
ネットワークセキュリティ市場は、年度後半からの急激な景気後退に伴い、設備投資意欲の低下、コスト削減の徹底等、非常に厳しい環境となったようだ。だが、マネージドセキュリティーサービス市場は下記の通り今後拡大していく見込み。
2008年　770億円
2010年　1165億円
2012年　1580億円
同社の販売パートナーは、ＫＤＤＩ株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、株式会社ＵＳＥＮと名だたる企業がそろっている。その結果、当連結会計年度末のサービス提供箇所は、前事業年度末比420ヶ所増加となり、合計3,053ヶ所（平成21年５月末）となっている。
さらに、ＧＭＯホスティング＆セキュリティ株式会社、ＮＥＣビッグローブ株式会社が新規で販売パートナーとして参加。
ビッグローブが提供する中小企業向け新サービス「バリオオフィス」は、かなり期待できそうな気がする。
平成22年５月期の通期の連結業績予想は「売上高1,930百万円（前年同期比10.7％増）、営業利益620百万円（同4.0％増）、経常利益630百万円（同4.4％増）、当期純利益370百万円（同3.3％増）を見込んでいる。」
現状、予想PER12.3倍、PBR2.80倍、予想ROE22.76％、予想配当利回り4.02％となっている。