【買い】ファンデリー（3137）好業績を背景に資金流入が継続＝フェアトレード西村剛

再度の高値更新に期待

同社は生活習慣病患者向けに健康食の宅配を行っています。

4月26日発表の2019年3月期決算では、
売上高33億9400万円（前年同期比+2.7%）
営業利益7億1300万円（同+9.9%）
純利益4億4100万円（同5.0%）
と増収増益となっています。

また、同日発表の2020年3月期業績予想では、
売上高48億200万円（前年同期比+41.5%）
営業利益9億3400万円（同31.0%）
と大幅な増収増益を見込んでいます。

テレビ番組で紹介されたことなどから会員数が増加し、7期連続で増収増益を達成しています。定期コース利用者も増加傾向にあり、もうしばらく同社の増収増益基調が継続すると考えます。
また、2020年3月期中に初の生産拠点である埼玉工場が操業予定で、すでに営業利益率が20％を超えている同社ですが、さらなる利益率の改善が見込めます。

健康食宅配業界は競争激化が続いていますが、同社は多数の管理栄養士を抱え、カウンセリングを行っていることや医療機関などの紹介ネットワークを保有しているという強みがあり、優位性は高いと考えます。また、同社がターゲットとしている生活習慣病患者は年々増加しており、利用者拡大が見込まれ、中長期的に同社の業績拡大の期待が持てます。

株価動向を見てみると、決算発表後の5月7日にストップ高をつけており、その後も年初来高値圏で堅調に推移しています。直近は調整が続いていますが、RSI(9日)が47.3%と過熱感はほぼないため、再度の高値更新が期待できると判断しました。