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注目銘柄ダイジェスト(前場):アバール、ムトー精工、ラクオリア創薬など

配信元:フィスコ
投稿:2022/11/18 11:56
ムトー精工<7927>:670円(+35円)
大幅反発。前日に発表した自己株式の取得実施が好感材料視されている。発行済み株式数の1.4%に当たる10万株、8000万円を取得上限としており、取得期間は11月18日から23年3月31日まで。株主還元の充実および資本効率の向上を取得目的としている。同社の自社株買い実施は2013年以来とみられる。当面の需給面での下支え材料につながるとしてポジティブな反応が優勢。


SBI<8473>:2604円(-15円)
反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も3400円から3100円に引き下げている。調達コスト上昇の影響が第3四半期以降想定されるなど、韓国貯蓄銀行の利益悪化が懸念材料としている。また、来年度以降に配当方針が変更される可能性、新生銀行の再編の行方なども不透明要因と指摘しているようだ。


DNA研<2397>:601円(-2円)
もみ合い。「肺がんコンパクトパネル Dx マルチコンパニオン診断システム」の高度管理医療機器製造販売承認を取得したと前日に発表している。昨年10月に開示した製造販売承認申請が今回承認された形に。これにより、肺がん、特に非小細胞肺癌患者のコンパニオン診断として、代表的ドライバー遺伝子である4遺伝子の変異検出及び薬剤の適応判定を行うことが可能になるとしている。


トラコス<9715>:3330円(+90円)
大幅続伸。SBI証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を4470円としている。BPO市場の拡大を追い風にワンストップサービスを提供する唯一無二の企業と評価している。スポット案件の反動減で収益は一時的に鈍化傾向に向かうとみているものの、アウトソーシング市場の拡大、ワンストップサービスやDXサービス本格化などにより、中期的には再度、成長路線へ回帰すると予想しているもよう。


アバール<6918>:3350円(+369円)
一時ストップ高。前日に投資有価証券売却益の計上を発表している。保有する上場有価証券1銘柄を売却、売却益3494百万円を第3四半期において特別利益として計上するとしている。それに伴い、23年3月期純利益は従来予想の16.4億円から40.9億円にまで上方修正。また、年間配当金も従来計画の94円から234円にまで引き上げている。前日終値ベースでの配当利回りは7.8%にまで高まる形に。


ラクオリア創薬<4579>:1371円(+141円)
年初来高値。P2X7受容体拮抗薬の第2相臨床試験を開始し、旭化成<3407>傘下の旭化成ファーマからマイルストン達成に伴う一時金を受領すると発表している。分割計上する予定だったマイルストン収入を全額計上したほか、為替相場の変動による影響を織り込んで22年12月期の営業利益予想を従来の4.20億円から8.24億円(前期実績7.07億円)に上方修正した。また、24年12月期の営業利益目標を11.67億円から12.48億円に変更している。


バンクオブイノベ<4393>:10220円(+450円)
大幅に3日続伸。東証が18日から信用取引に関する規制を解除し、売買が活性化するとの期待が広がっている。前営業日まで新規の売付及び買付に係る委託保証金率を90%以上(うち現金60%以上)とする規制措置を受けていた。日証金も貸借取引の増担保金徴収措置を解除している。バンク・オブ・イノベーション株は1日に上場来高値を記録した後は急落しており、下げすぎ感も買い戻しを後押ししているようだ。


CANBAS<4575>:823円(+15円)
大幅に5日続伸。膵臓がん3次治療を対象としたCBP501臨床第2相試験ステージ1で、3剤併用投与群の2つで主要評価項目を達成したと発表している。主要評価項目達成を確認済みの投与群とCBP501投与量の異なる3剤併用投与群(CBP501・シスプラチン・ニボルマブ)でも4例目の3カ月無増悪生存が確認された。現在、早期有効中止と早期無効中止のどちらにも該当しない2剤投与群の取り扱いについて検討している。 <ST>
配信元: フィスコ

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