指標に一喜一憂の展開復活へ・・・・
しかし、今朝発表された、我が国の9月鉱工業生産が、市場のマイナス0.6%予想を裏切って、プラス1.0%と大きく上振れ。この為、明日の決定会合での日銀さんの追加緩和観測が大きく後退し、ドル円は120円台半ばまで円高方向に押し戻されています。
今夜は米・3Q・GDP速報値の発表が注目されそうです。市場予想は年率1.6%増と、前期の3.9%増からは伸びが大きく鈍化する予想となっています。一方、最近、市場が注目している、アトランタ連銀のGDPNowは昨日の時点で、1.1%に留まっており、速報値が下振れるおそれもあります。
FRBが12月利上げをあきらめていないとは云え、今夜のGDPを皮切りに、来週の雇用統計等で、弱い数字が相次げば、利上げ観測は再び大きく後退する可能性もあります。そうなると、ドルを買い続ける事も難しくなりますので、今日からは、再び指標に一喜一憂する展開が続くと考えるべきでしょう。