ドル円、材料難から揉み合い継続へ・・・・・

オプション動向はドル下支え・・・・・

　昨日の海外市場では、原油相場が急伸し、豪ドル等も連れて大幅高となり、その反面、ドルや円が弱い状況となりました。この為、ドル円は方向感に欠ける動きに陥り、120円台前半での揉み合いに終始しました。

　本日の東京時間は、日銀が政策の現状維持を決定すると、一部、追加緩和を期待してドルを買っていた向きの投げ売りが出て、ドル円は119円台後半まで反落する動きとなっていますが、売りも一巡し、現在は120円付近まで値を戻しています。

　今日の海外時間には、既に発表されたドイツ鉱工業生産程度しか経済指標の発表は予定されておらず、ドル円は材料難の中、このまま狭いレンジでの揉み合いを続ける可能性が高そうです。

　一方、オプション市場では、比較的短期のドルコールのドルプットに対する割安感が解消されています。これは、投機筋の円買い方向へのヘッジが徐々に外されている事を意味しますから、ドルの下値を支える要因と見る事が出来ます。