幾分かの更なる改善の一つ?・・・・
この指標は、古くはグリーンスパン元FRB議長が重視していたと云われています。賃金、ボーナス、給与税、保険料等も幅広く勘案された賃金指標である為、FRBがインフレを気にし出すと、話題になり始めます。
今夜の数字が強いものとなり、来週発表される7月雇用統計で平均時給の伸びも強めとなれば、賃金上昇が消費に好影響を与え、インフレにもプラスとの見方となります。
7月FOMC声明文では、労働市場の「幾分かの更なる改善」により、「利上げが適切」となるとされていました。それ故、これら賃金関連指標が強めの数字となれば、9月利上げ開始に向けた、「幾分かの(some)」内の一つの前進とみなされそうです。