ドル円もゆっくりと上昇へ・・・・・
商品市況の急落は、ドル高に直結します。そして、カナダドル、ノルウェークローネ、南アランドをはじめとする資源国通貨の全面安をも招きますから、この影響もあって、外為市場でもドル全面高の展開になり易い状況となっています。
昨日のNY市場では、ブラード・米セントルイス地区連銀総裁が、「9月利上げの可能性が50%以上」と述べました。この為、早期利上げ観測が強まり、これが米中期債利回りとドルを押し上げました。今日は此方の影響も相まって、現在、ドル円は124.40円台まで上げ幅を拡大しています。
ドル円は、愈々、「黒田シーリング」と呼ばれる6月10日の高値レベル124.60円台が間近となっています。このまま、ドル全面高の地合いが継続し、「黒田シーリング」を上抜ける事に成功すれば、125円台を回復する動きとなり、その後は、年初来高値更新も期待出来そうです。