日本ラッドがストップ高カイ気配、独特の品薄感でセキュリティー関連として浮上

　日本ラッド<4736.T>が値幅制限上限でカイ気配に張り付いている。官公庁や医療機関向けシステム開発で実績を持つが、１６年３月期最終損益は１億７６００万円の黒字化を見込むものの、クラウド分野での価格競争などを背景に利益低水準で業績は低迷している。一方、不正ログイン対策で高水準の安全度を持つパズル型ソフトを開発投入していることから、セキュリティー関連としての側面で注目されている。きょうは全般が主力株中心に波乱安の展開で「短期筋は全体の地合いに影響されない材料株に目が向きやすく、同社株は小型で流通株式も乏しい品薄株として個人投資家の追随買いを誘っている」（国内ネット証券大手）という。

日本ラッドの株価は１４時２４分現在８５４円（△１５０円）カイ気配



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）