ギリシャ睨みの展開・・・・・

リスク回避の流れで円高か？・・・・・

　昨日のＦＯＭＣは、ハト派的な部分とタカ派的な部分が織り交ぜられていましたが、利上げ開始後の利上げペースがこれまで以上に緩やかなものになる可能性が示され、どちらかと云えば、ハト派的な色合いの方が濃かった様に思えます。

　今夜は、市場の注目がユーロ圏財務相会合に集まります。しかし、昨日、ダイセルブルーム・ユーログループ議長は、「合意の可能性薄い」と述べていましたし、土壇場で、ギリシャ側が妥協するともなかなか思えません。

　そうなると、ギリシャのデフォルト・リスクが一段と強まる事となり、欧米株式が売られ、債券が買われる「リスク回避」の流れがこのまま強まるものと思われます。

　この為、「リスク回避の円高」傾向が強まり、円が更に買われる状況が続くはずで、ドル円、ユーロ円を中心に、もう一段、下値を模索する展開が強まる様に思われます。