それまで123円台での揉み合いに終始か?・・・・・
本日、米国では、NY連銀製造業景気指数と鉱工業生産の発表が予定されていますが、市場は鉱工業生産により注目している様です。此方の市場予想は+0.2%。この数字は、去年の12月から5ヶ月連続でマイナスとなっており、今回の数字が半年ぶりにプラスになるかどうか、市場は注目している訳です。
もし、予想以上に改善していれば、124円台を試す可能性もありますが、先週の小売売上高発表時と同様、直ぐに、戻り売りや利益確定売りにより、元のレベルに押し戻される可能性も高そうです。反対に、マイナス継続となれば、今後の米設備投資の見通しが一段と悪化し、ドル売りにつながる恐れもあります。
しかし、市場の関心は既に、17日のFOMCの声明文や金利予測、イェレン議長の記者会見に移行しており、本日の相場の反応は、それ程、大きくはならないでしょう。一方、先週の黒田発言で高めのゾーンでドルを買った向きのポジション調整は進んでいるはずですから、ドルの下値も堅く、今日に関しては、123円割れがあれば、押し目買いのチャンスだと思われます。