ハト派FOMC議事要旨と米企業決算発表を警戒か?・・・・・
今夜、米国では、3月17-18日に行われたFOMC議事要旨の公表が予定されています。この時の声明文は「ハト派的」なものとなっていて、ドル高やエネルギー価格の下落に対する警戒感を強めていましたから、当然、議事要旨に関しても、利上げに慎重な発言が盛り込まれていると予想すべきだと思われます。
更に、米国では、本日から、大手企業の第1四半期の決算発表が始まります。最近の経済指標からは、冬場の天候不順とドル高により、企業業績にややマイナスの影響が出るものと警戒されています。これが昨日の引け際の株価下落を招いたものと見られ、この流れもリスクオフにつながります。
こうして見ると、今夜のドル円は、買いが続かないと考えるべきかと思われ、120円台では上値の重さが目立つ事になるものと思われます。一方、昨日以来、ユーロドルで再び下値不安が強まっており、ユーロドル下落がドルの全般的な強さにつながる可能性も高く、此方はドル円の下支え材料となりますから、ドル円は売られても、119円台半ばでは下げ止まるものと思われます。