米国株下落でドル円も上値の重い展開へ・・・・
一応、FRBとしては、単月の数字で判断する事は無いはずですから、今月末に行われる次回のFOMCに於いては、特に、明確な判断を示すとは思えません。しかし、先月同様、今後発表される経済指標が、景気の停滞を示すものが相次げば、債券市場の見方が正しいとの認識が更に強まるかもしれません。
この様な状況が影響し、ICE(インターコンチネンタル取引所)で取引されているドル指数は、3日に大幅安となり、昨年12月16日を起点とするサポートラインを割り込んでしまい、今後、ドル高基調に変化が見られる兆候が現れました。
この為、雇用統計後、初めて取引が再開する米国株式市場が大幅に下落すれば、リスク回避の円買いが一段と強まるおそれがあり、その場合、ドル円は118円台半ばや3月安値118.33円付近まで下げ幅を拡大する可能性が高まります。