ＦＯＭＣ待ち・・・・・

日銀会合はスルーか？・・・・・

　日銀は本日・明日の2日間、金融政策決定会合を行い、明日、黒田総裁の会見も予定されています。しかし、今回は政策の現状維持が予想されており、物価上昇が鈍っている点に関して、総裁がどの様な見解を示すかといった程度しか、市場の注目点はありません。

　この為、市場の関心事は、明日・明後日のＦＯＭＣに集まり、声明文の変化とＦＯＭＣスタッフ予想、イェレン議長の記者会見を待つ事となります。

　今の処、声明文から「忍耐強く」との文言が削除されるとの見方が有力ですが、これまでの例を勘案すると、削除するとともに、それが早期利上げ観測を強めない様に、何らかの新たな表現を加えて、ショックを和らげる様な方策を取ってくるかもしれません。

　先週はドルが対円以外では大幅高となっており、「忍耐強く」削除はかなり織り込まれているものと思われます。この為、もし、「忍耐強く」の文言が残ったり、何らかの新表現が加わった場合は、「ハト派的」とみなされ、ドルが売られる可能性も高そうです。