ドル円、上値の重い展開か？・・・・・

ＩＳＭに注目・・・・・

　ドル円は米ＧＤＰが予想を下回った事や中国の製造業ＰＭＩが50ポイントを下回った事等を材料に、本日早朝、116円台後半まで値下がりしました。

　しかし、東京時間スタートと同時に、個人投資家からの押し目買いが断続的に入り、直ぐに117円台を回復し、現在は117円台後半まで上げ幅を拡大しています。

　今夜は米ＩＳＭ製造業景況指数の発表が予定されています。市場予想は54.8で、前月の55.1から多少鈍化すると見られています。先週発表された米・大手企業決算では、ドル高や原油安の影響が表れており、製造業全体の景況感も悪化しているかどうかが注目されそうです。

　ＩＳＭ指数が予想よりも弱めとなると、米国債利回りが更に低下するものと見られ、これがドル円の上値を抑える為、再び、117円割れレベルまで反落するおそれがあり、注意したいところです。