米早期利上げ開始観測強まり・・・・
この数字を受けて、米2年国債利回りは0.70%の大台を突破。その後、0.74%台まで上昇し、FF金利先物も来年7月の利上げ開始をほぼ完全に織り込むまでとなりました。この為、ドル円は120円台後半まで上げ幅を拡大。その後のクリスマス期間中も、120円を割り込む事無く、ドルの堅調な地合いが維持されています。
更に、26日には、日本の11月CPIと鉱工業生産が発表され、CPIは一段と伸び率が鈍化し、鉱工業生産は予想を下回る等、日本経済のもたつきぶりも顕著となっており、市場にくすぶっている日銀の追加緩和観測に多少は燃料を加える形となった様です。
こうしてドル円の堅調地合いは徐々に強まる方向に進み始めており、強い米国指標が相次いで発表されれば、ドルは一段高の展開となりそうです。年が明け、来週末になると米・12月雇用統計の発表も予定されており、早期利上げ観測を更に強めるとの観測にもつながり易く、年明け早々にも、ドル円は今年の高値を更新する動きとなりそうです。