ドル買い一服・・・・・

海外勢、休暇シーズン目前で・・・・・

　ドル円は、水曜、木曜と連日力強い上昇を見せましたが、119円の大台を目前に急速に伸び悩む展開となり、本日は、麻生財務大臣の「円安牽制」発言もあって、一時、117円台前半まで反落する局面が見られました。

　今週末は日本が3連休となりますが、来週は米国市場が木曜日に感謝祭の祝日となり、愈々これを以て、クリスマス休暇シーズンの幕開けとなります。
　
　この為、米国のファンド等も、10月半ば以降に積み上げて来たドル円のロング・ポジションを手仕舞う動きをそろそろ強め始めたのかもしれません。昨日のまとまったドル売り等がそれを象徴している様にも思えました。

　一方、本邦の投資家は、依然として、ドル円上昇を期待する向きが多い様であり、海外勢との間で、見解の相違が少しずつ広がり始めているかもしれません。これらを勘案すると、暫くは、ドル円が激しい売買交錯状態となる様に思えます。