利上げ観測盛り上がらず・・・・
最近の米国株式市場は、急落の翌日には急反発に転ずる事が多かったので、昨日の急落の後だけに反発への期待もあり、それがドルの下値を支えているのかもしれません。
一方、9月FOMC議事要旨により、ドル高がインフレ率を抑制していると指摘し、日欧や中国経済の弱さが、米経済に影響するリスクにも言及した為、市場では米国の利上げ観測が大幅に後退しました。
問題は、FRBがややハト派的な姿勢を示した当日には大きく上昇していたNYダウが、その翌日に今年最大の下落幅を記録したことで有り、この様な調整は今後も強まる可能性があります。この為、リスクオフの流れが継続して、円が強含む展開につながる事を警戒すべきだと思います。