もうはまだなり・・・・
ドル円は9月に入り、既に3円超の上昇となっており、高値警戒感が日に日に強まっています。昨日の海外市場でも、米失業保険統計で売られ、黒田日銀総裁の発言で買われ、黒田さんの別の発言で再び売られる等、「高値波乱」かとも思われる様な値動きも見られました。
来週、米国ではFOMCが予定されており、愈々、金融引き締め開始に関する議論が本格化するとの見方も強く、米国債市場でも、この処、中期ゾーン中心に利回りの上昇が目立って来ています。この米金利の動きがドルを押し上げているとすれば、FOMCの結果発表やイェレン議長の記者会見までは、基本的なドルの堅調地合いは維持されるものと思われます。
しかし、シカゴIMM先物の投機的ドル買いポジションがかなり膨らんでおり、今日は週末と云う事でもありますから、米経済指標が予想外の数字となる場合に、再び、相場が乱高下する可能性も高そうです。この様な時ですから、短期売買に徹するか、少なくともストップロスのオーダーをきっちりと入れておく等、いつも以上にリスク管理が重要となりそうです。