ドル高がけん引・・・・・
そして、もし、スコットランドが独立する事となれば、スペインのカタルーニャ(バルセロナのある地域)地方やベルギー南部等でも今後、一段と独立を志向するのではないかとの思惑を強め、これがユーロ売りの材料にもなっている模様です。
一方、我が国の本田・内閣官房参与が、ウォールストリートジャーナル紙とのインタビューに答え、「消費税再増税を1年半延期すべき」「アベノミクスと消費税率引き上げは逆向きの方向性を持った政策」等と述べ、改めて「アベノミクス」を深化させるべきとの見解を示されました。又、本田参与は、為替レートにも触れ、「もう少し円安になってもおかしくない」等とも述べられ、これが円安材料と看做された可能性もあります。
そんな中、米サンフランシスコ地区連銀が「FOMC参加者よりも、一般の人々の方が一段と緩和的な政策を予想している」とのリポートを発表し、これがドル高傾向を一段と強めました。こうして、各国通貨には売り材料が出た中、ドルには買い材料が出てしまい、ドルが全面高の様相を強めていると云う事になります。こうなると、来週のFOMCを前に、ドル円は上値を追う展開、ユーロドルやポンドドルは下値を探る展開を継続する事が予想されます。