決め手なく一進一退か・・・・・
その一方で、ロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領の個別会談が行われた事で、両国の緊張緩和期待が多少強まったものと見られ、これが株式市場等では買い安心感につながった模様で有り、リスク・オンの役割から、ドル円の下支えとなった模様です。
本日、米国では重要な経済指標の発表は無く、ドル円はこのまま一進一退となりそうな気配です。一応、米5年国債入札が予定されていますが、余程不調な結果とならない限り、米国株式市場への影響も軽微と見られ、為替相場の動向を左右する程には至らないと思われます。
一方、現在の為替相場の主役は追加緩和観測が強まっているユーロと見られていますが、此方も、明日のドイツCPI、明後日のユーロ圏CPI発表を前に、今日は材料難となっています。但し、今日も、欧州国債市場の利回り低下がユーロ売りにつながる可能性はあり、それがユーロ円の下げ基調を強めれば、ドル円の上値も重くなるかもしれません。