イェレン議長、実用主義的アプローチを主張・・・・・
これは、「労働市場のスラック(弛み)の残存」を判断するにあたり、「ニュアンスを読み取る事が一段と必要になる」との発言とも通じおり、様々な指標を丁寧に分析して行こうと云う姿勢を表しています。
これまでは当然の事ながら、雇用指標の市場の注目度が高かった訳ですが、今後は、幅広い指標等にも目配りを行わなければなりません。又、米国の潜在成長率低下論が正しいのかどうかも引き続き、市場の関心の高い事項となり続けそうです。
今週は、米国の住宅市場関連指標が多く発表されますし、消費者信頼感、耐久財受注とともに、GDP改定値も発表される予定で、どれも、FRBが注目する指標と言う事になります。本日は、新築住宅販売件数の発表が予定されていますが、先週発表された中古住宅販売件数に続いて、強い数字となれば、住宅市場改善を示し、ドルの支援材料となりそうです。