ドル円も小じっかりとなったが・・・・
この発言が「タカ派的」と捉えられ、ドル円は小幅上昇する動きとなりました。一応、「経済のパフォーマンスが予想より低調なら、将来の金利動向は予想よりも緩和的なものとなる可能性も高い」として、バランスに考慮してはいますが、「利上げ」に関する発言を口にした事は、意味深長と市場は判断するものと思います。
一昨日、NY金先物相場が今年最大の下げを見せ、昨日はNY原油先物相場が約2ヶ月ぶりに100ドルの大台割れとなる等、商品市場等では調整が強まる動きも見られ始めています。又、本日は、NZドルがCPIが予想を下回った事等を材料に急落しています。
この様な流れがじわじわと広がり、リスク資産回避の流れが本格化する事となれば、今夜の米国市場では、米国債が買われ(長期金利は低下)、ドル円も上値の重い展開に転ずるのではないかと思われます。テクニカル的にも日足の基準線が101.70円付近まで下がって来ており、此処を超えて上昇するのは難しい様に見えます。