米国債堅調でドル円の上値も重い・・・・・

米GDP改定値にも警戒感・・・・

　昨日は、米国の耐久財受注やケースシラー・住宅価格指数が予想を上回る数字となり、消費者信頼感指数も市場予想通りながら強い数字となりました。

　これを好感して、米国株は上昇幅を拡大しましたが、一方で、米国債相場も堅調で、長期債利回りは低下。これがドル円の102円台定着を阻み、101.90円台に押し戻す材料となりました。

　本日は、重要な米経済指標の発表は予定されておらず、市場の関心は、欧州に向かいがちで、ドル円を動かす材料には乏しいと思われます。

　一方、明日になると、米ＧＤＰ改定値の発表が予定されており、速報値の+0.1%から、-0.5%程度へと下方修正される事が予想されています。

　又、昨日、発表された耐久財受注でも、設備投資の先行指標である「コア資本財出荷」が-0.4%となっており、第2四半期のGDPの回復ペースにも疑問符が付いてしまいました。そうなると、ドルの上値が一段と重くなる可能性も出て来そうです。