ポンド高に転じる、マン英中銀委員はタカ派姿勢残す＝ロンドン為替

ポンド高に転じる、マン英中銀委員はタカ派姿勢残す＝ロンドン為替

　ロンドン序盤、ポンドは上昇に転じている。ポンドドルは前日終値を上回り、高値を1.2378レベルに高hシン。ポンド円もロンドン朝方までの下げを消して、高値を188.05レベルに更新。ユーロポンドは上げを消して、上に往って来いとなっている。

　直近の英金融政策委員会で予想外の５０ｂｐ利下げを主張したマン英中銀委員は講演で、タカ派色を残す内容を示しており、ポンドの買い戻しを誘ったようだ。マン委員は５０ｂｐの利下げは 「雑音を断ち切るため」、アクティヴィストな政策担当者として、私は今５０ｂｐの引き下げを選択し、将来も制限的な姿勢を継続する、としている。中銀金利の長期均衡水準については、３％から３．５０％のレンジの高めに見積もっている、今回の投票決定後も、政策金利の規律と制限性を維持する必要がある、などと述べた。

　市場は今回の発言内容から、制限的政策を維持するために早い段階で大幅利下げを行うことで、今後の段階的な利下げを収束させたい意図を読み取ったのかもしれない。

GBP/USD　1.2369　GBP/JPY　187.98　EUR/GBP　0.8337