小林製薬は伸び悩む、紅麹事業撤退も買い上がる姿勢限られる
小林製薬<4967.T>は朝高後は伸び悩みの展開。8日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、5月に取り下げていた通期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比2.6%減の1690億円、最終利益は同40.5%減の121億円になる見通し。紅麹関連製品を巡り、製品の回収に関連する損失や製造設備の減損損失を計上する。中間配当は従来の予想から1円減額の43円で決定。年間配当予想は102円(前期比1円増配)となる。紅麹事業からの撤退も発表した。発表を受けていったん悪材料出尽くしと受け止めた投資家の買いが入ったものの、上値の重さが意識された。目先の利益を確定する目的の売りも出て、株価はマイナス圏に沈む場面があった。
出所:MINKABU PRESS
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