出光興産、今期経常を80％上方修正、今期配当を実質増額修正

　出光興産 <5019> [東証Ｐ] が11月14日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比40.6％減の2264億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1500億円→2700億円(前期は3215億円)に80.0％上方修正し、減益率が53.3％減→16.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益は435億円の黒字(前年同期は596億円の赤字)に浮上する計算になる。

　同時に、12月31日割当の1→5の株式分割に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→96円(前期は120円)に修正した。年間配当は実質33.3％の増額となる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比23.8％増の1687億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の4.6％→7.2％に改善した。

株探ニュース