NY株式市場(18日)米国10年債利回りは2%割れが続くー米ロ外相会談が来週にも実現か⁈
18日のニューヨーク株式市場でダウ平均はもみ合いスタートとなりそうだ。
緊迫化しているウクライナ情勢を巡っては、ブリンケン米国務長官とラブロフ露外相が来週後半にも会談すると報じられたことから、ひとまず今週末におけるウクライナへの侵攻の可能性は低くなっているのではないか見ている。ダウ平均は寄り付きで前日に今年最大の下げ幅(622ドル安)となった反動から押し目を拾う動きも見られよう。
米国10年債利回りが引き続き2%割れ水準で落ち着いていることもニューヨーク株式市場の底固さに繋がりそうだ。
ただ、ウクライナ情勢をめぐる両国の外相による直接会談の実現に向けた足取りにはいくつものハードルが残されいるものと見られることからニューヨーク株式市場は積極的な買いが入りづらい相場環境が継続しそうだ。取引時間中にはシカゴ連銀のエバンス総裁やNY連銀のウィリアムズ総裁、ブレイナードFRB理事らの講演が予定されており3月のFOMCに向けてタカ派的な発言が相次げば相場の重しとなることも想定しておきたい1日となる。