NYコラム（29日）ダウ平均は底堅い取引スタートへー年末相場でポジション調整が続くか⁈

NY株式市場（29日）ダウ平均は連日で過去最高値を意識した相場展開へー米国10年債利回りは再び1.5%台乗せ

29日のニューヨーク株式市場でダウ平均は底堅い取引スタートとなりそうだ。

ニューヨーク株式市場は、年末相場で市場参加者が少ないほか、売り買いともに積極的な手掛かり材料に乏しいことからポジション調整が商いの中心となりそう。引き続き米国での感染者数が過去最多となったオミクロン株を巡ってはこれまでのところ過度な警戒感が後退していることから相場の底堅さが目立つ相場展開となろう。

ダウ平均は寄り付きで前日に続いて11月8日に付けた終値ベースの過去最高値（3万6432ドル22セント）を強く意識しながら方向感を探る動きが見られよう。

ただ、年末にかけて米国10年債利回りが再び1.5%台に乗せてきたことから相場の上値は限定的となりそうなほか、ダウ平均は朝方の売買が一巡した後に前日までの5日続伸で1400ドル以上上したことから戻り売り圧力の強さに細心の注意が求められそうな1日となる。